木蘭さんの「書く習慣」

アプリ「書く習慣」で書いた文章や日々の書写など

お題:明日世界がなくなるとしたら、何を願おう。

本日最初のメールは、ラジオネーム:せかいのおわりちゃんから。「明日、世界がなくなるとしたら何を願いますか?」

いや、とりあえず今日を無事滞りなく終えられるようにって願ってますよ。何せ、8年間のラストを飾る大事な日なんだから。

1年続けば大したもんだなぁ、って自分では思っていたこのラジオプログラムですが、幾多の「魔の改編期」を乗り切って、気がつけば8年も経っていて。こんなにも長きにわたって番組を続けられるなんて思ってもみませんでした。これもひとえに、この番組を支え守ってくれた日本一のうちのスタッフと日本一のうちのリスナーさんたちのおかげです。感謝してもしきれませんが、本当に本当にありがとうございます!

「おつかれさま」とか「ありがとう」とか、本来なら僕からみんなに言わなきゃいけないようなメッセージが、今もバンバン届いてます。中には「泣いてない?」とか「寂しくなるよ〜」っていうメッセージもあるんだけど、僕はむしろそんな言葉をかけてもらえるこの瞬間が嬉しくて嬉しくて。泣いたり寂しさを感じたりする暇は、たぶん放送終了までなさそうです。

8年間の歴史の中には、番組の存続危機もありました。その都度どうしたらよりよい番組を届けられるのか、信頼するスタッフのみんなと朝まで話し合ったこともありました。そういえば、過去の放送回でリスナーさんから率直なご意見をいただいたことがありましたよね。みんな、真剣に意見を出し合ってくれて。こんなにもたくさんの素晴らしいリスナーさんが支えてくれて、愛される番組になったんだなぁってしみじみ感じる、忘れられない回になりました。

さて、いよいよ本日の放送も終了の時間が迫ってまいりました。番組の最初でラジオネームせかいのおわりちゃんからのメールをご紹介しましたが、どうやら「今日の放送を無事滞りなく終えたい」という僕の願いは叶えられそうです。ただ、世界はまだ明日では終わりそうにはありません。ちょっとだけ欲が出てきました。もう1つお願いしてもいいかな?

できれば、今日みたいな最高の1日をまた味わってみたいんです。それにはまた新しい番組を立ち上げて、末永く続く愛される番組にいかなきゃなんだけど。

最終回にして、新しい夢が生まれたところでお時間となりました。長きにわたりまして、この番組を愛していただきありがとうございました。また、いつかどこかで僕の声があなたの耳に届きますように。

それでは、また!

追記:

実生活でもラジオとは何かとご縁が深く、地元のラジオ番組に投稿したり公開放送を観に行ったりした時代もありました。『満ちても欠けても』という水谷フーカさんの漫画が大好きで、今回参考にさせていただきました。